ホーム > 胆石症とは

胆石症とは

体内にできた石がさまざまな症状を引き起こす

胆石とは、肝臓や胆のう、胆管にできた石(結石)のこと。
胆石とは、肝臓や胆のう、胆管にできた石(結石)のこと。肝臓でつくられる胆汁が何らかの原因で固まってできたものです。
胆石症は、この石が痛みなどさまざまな症状を引き起こす病気です。
石ができる場所によって次のような名称があり、症状も違います。
  • 肝内結石…肝臓内にできます。
  • 胆のう結石…胆汁が濃縮される胆のうにできます。
  • 胆管結石…胆管のさまざまな場所にできます。
からだにできる石は胆石以外にもあり、尿の通り道にできる尿管結石・膀胱結石、腎臓にできる腎結石ほか、すい臓や胃、腸、唾液腺などにも石ができることがあります。

肝臓でできた胆汁が胆のうへ

肝臓は、消化液である胆汁をつくる重要な臓器。重さは、男性で1,000~1,300g、女性で900~1,000g、体重の約50分の1にあたります。
肝臓でできた胆汁は1日に600~1000ml排出され、直径約0.8cmの胆管を通って十二指腸に流れ込みます。
ちなみに便の黄色は胆汁の中の「ビリルビン」という成分の色。そのため何らかの理由で胆汁が十二指腸に流れてこなくなると、便の色が白くなってしまうのです。

胆汁は、十二指腸に流れ込む前に一時的に胆のうに貯蔵されます。
胆のうは、ちょうどナスのような形をした袋で、大きさは8cmほどの握りこぶしサイズです。胆管から枝分かれしてつながり、一部は肝臓について固定されています。
貯蔵された胆汁は、水分や電解質が胆のうに吸収され、濃い胆汁となります。

このように胆汁がつくられて胆のうで貯蔵される過程において石ができ、その大きさや個数はさまざまです。
通常ひとつの石で3mm~2cmほどの大きさですが、中には4~5cmになることも。石の数は1個から数百個に及ぶようなケースもあります。
また、胆石が最もできやすい場所は胆のうです。

胆のう結石の原因

最も多いのは「コレステロール結石」
胆石症は、その多くが「胆のう結石」なので、ここでは胆のう結石症について説明しましょう。
胆のう結石にはいくつかの原因がありますが、原因によって胆石の種類も異なります。最も多いのが「コレステロール結石」といわれるものです。その名の通り、コレステロールが主な成分です。

コレステロールは肝臓の働きによって代謝(排出)されますが、水に溶けないので一部は胆汁の中に溶け込ませて肝臓外に排出されます。しかしコレステロールが増えすぎると、胆汁の中の胆汁酸とのバランスが崩れ、溶けきれないコレステロールが結晶化して胆石のもとになります。これを核にどんどん大きくなって胆石になるのです。

コレステロール結石以外には、大腸菌の感染が原因となるビリルビンカルシウム石や、溶血性疾患による黒色石などがあります。

胆のう結石症の症状とは

自覚症状がない場合も
胆のうに石を持っていたとしても、症状があるとは限りません。
胆のう結石を持つ人の23%は「無症状性胆石」といわれ、本人にはまったく自覚症状がないまま、人間ドックなどで発見されることも多くあります。
痛みの場所も種類もさまざま
胆石症の症状としての痛み
症状として最も多いのは“痛み”で、当クリニックにも、「みぞおちが痛い」「胃痛がする」「右肩から背中にかけて痛い」といった具体的なものまで、さまざまな症状の患者様がいらっしゃいました。
一般に自覚症状で最も多くみられるのが、右肋骨下の痛みです。差し込むような痛みがあり、背中に抜けるような痛みを伴うこともあります。

その他肩甲骨の下、おへその上、腰まわりと、場所を問わず痛みの症状が出ます。痛みの感覚も人によって異なり、前触れもなく突然のたうちまわるような鋭い痛みに襲われたり、鈍く重苦しい痛み、肩こりに似た感覚をおぼえたりするようなこともあります。
また、痛みではなくても、何となくお腹の調子が悪い、吐き気がするといった症状もあります。
悪化すると恐い発熱
痛みの他にしばしば見られる症状として「発熱」がありますが、これは胆石によって胆道が閉塞し、胆のうにたまった胆汁がとどこおって細菌感染を起こしたものです。

悪化すると「急性胆のう炎」を引き起こし、38度以上の高熱だけでなく腹痛の症状が出ることもあります。
発熱だけの場合、「風邪」と診断されて治療し、胆のう結石の症状を悪化させることもありますので気をつけなければなりません。

痛みを伴わないと診断が難しいところですが、右肋骨下のお腹が他の腹部より硬く感じたり、押したら痛みを感じたりしたことで診断されることもあります。
黄疸や肝機能異常にも注意
さらに、胆石によって胆汁がせき止められてしまうと、黄疸が見られることもあります。
また、胆のうそのものが炎症を起こして腫れることもあり、同じく胆汁の流れが悪くなって黄疸や肝機能異常などの症状を起こすことがあります。

黄疸は、採血にて胆汁の色素“ビリルビン”を測定すればわかりますが、しろ目や皮膚が黄色くなるなど見た目にわかりやすいのが特徴です。肝機能異常についても、採血による肝逸脱酵素の測定(GOT/GPT、もしくはAST/ALT)でわかります。

このように胆石症は、自覚もなく無症状のものから重い病気につながるものまで症状はさまざまです。発熱や腹痛を単なる風邪と考えて放っておかず、受診してしっかり治療しましょう。また、早期発見のためにも、検査がおすすめです。
福岡市中央区 平尾駅徒歩5分 植木外科クリニック TEL:092-534-5200
植木外科クリニック TEL:092-534-5200 ちょっとおかしいな??と思った方はご連絡ください。
アクセス



〒813-0013
福岡市中央区白金2-11-9
CR福岡ビル

【診療時間】
月~土 9:00~12:30
月火木金 14:00~18:00

【休診日】
水曜午後、土曜午後、日曜、祝日

詳しくはこちら