ホーム > 胆のう結石症の治療・手術

胆のう結石症の治療・手術

からだへの負担が少なく、傷口が目立たない手術

胆のう結石症の手術
胆のう結石の外科的治療は手術になります。無症状の場合は手術を受ける必要はありませんが、痛みや発熱の症状がある胆のう結石症は手術の対象となり、主に胆のうを丸ごと取り除く手術となります。

「結石だけを取り除けばいいのでは?」と思われるかもしれませんが、胆のうを残すことで再度胆石ができる可能性が高く、胆石による痛みの発作は繰り返すことが多いため、胆石ができる場所そのものをなくすということなのです。

開腹しない腹腔鏡下胆のう摘出術

開腹しない腹腔鏡下胆のう摘出術
胆のう摘出術で現在最も一般的なのが、開腹せずに内視鏡を使って行う「腹腔鏡下胆のう摘出術」です。具体的には腹部に5~10mm程度の小さな穴を数カ所あけ、そこから腹腔鏡を入れてテレビモニターを見ながら手術を行います。
従来の開腹手術に比べて次のようなメリットがあります。
  • 傷が小さく美容的に優れている。
  • 術後の疼痛が少ない。
  • 術後回復が早く、早期の社会復帰が可能。
ただし、術中であっても炎症や癒着などが見られる場合は、開腹手術へ切り替えることがありますのでご了承いただくことになります。
また、腹腔鏡下の手術を受けられない方もいます。脂肪が多い、癒着が強いといった状態では、見えづらく手術困難となりますので、開腹手術をおすすめします。

開腹手術

以前は主流だった開腹手術。15~20cm前後切開して手術を行いますので、腹腔鏡下に比べて回復は遅くなり、入院日数も長くなります。

治療法として、内科的治療もあり、「胆石溶解療法」や「体外衝撃波結石破砕療法(ESWL)」がそれにあたります。
胆石溶解療法は、飲んだ薬で胆石を溶かすという治療法です。半年から長くて2年かかり、胆石が完全になくなる確率は20%前後です。
体外衝撃波結石破砕療法は、体外から衝撃派を当てて結石を破砕して経口溶解療法を行う方法です。胆石による適応条件があり、根治治療にならないというデメリットもあります。

胆石症の手術の流れ

1.来院
外来で診察を受けていただきます。
2.手術日決定
胆石症の病状に合わせて手術内容を決定し、麻酔科医とスケジュールを調整して手術日を決めます。
手術の流れや術前検査、入院などについて丁寧にご説明いたします。不明な点などがあれば些細なことでもお尋ねください。
3.術前検査
手術前に必要な血液検査や尿検査、レントゲン、心電図、CT、DIC(胆のう造影)などの検査を行います。2~3時間のお時間をいただきます。胆石症手術の検査費用は以下の通りです。おおよその費用 (3割負担の場合)
検査項目おおよその費用
(3割負担の場合)
採血2,520円
レントゲン1,490円
心電図390円
検尿80円
CT4,410円
DIC1,760円
10,650
4.手術当日
当日は食事を摂らずに午前中に来院いただき、午後より手術を開始します。
手術時間は最短で15分、炎症がなければ30分~1時間程度です。開腹手術の場合は2~3時間要することがあります。
ご家族の方は家族控え室にてお待ちいただくことが可能です。

当クリニックでは、術後管理の点で4泊5日の入院をおすすめしています。
なお、時間がとれないという方は症状によって調整することが可能な場合もありますのでご相談ください。

合併症について

高度な技術を駆使し、細心の注意を払って手術を行っても、合併症が起こる可能性がないわけではありません。患者様には、検査や手術について丁寧に説明し、十分なご理解と納得のもとで手術を行うことが大前提です。
手術内容は専門的な話になりますので、わからないことや不安に思うことがあれば、些細なことでも医師にお尋ねください。

腹腔鏡下手術における、比較的起こりやすい合併症については以下の通りです。
術中の合併症
〈胆管損傷〉
胆のう摘出手術では、胆のう周辺に接近して存在する胆管や胆のう動脈(胆のうに血液を供給する血管)を確認し、それらを避けて手術を行います。ただ、胆のうの炎症が強いときには認識が困難なこともあり、開腹手術へ切り替える必要があります。

〈出血〉
胆のう周辺に脂肪が多い場合や炎症が強いときなどは、胆のう動脈を確認できずに損傷して出血することがあります。また、胆のうを摘出するためには、肝臓からはがすことが必要となりますが、その際に肝臓を損傷すると、出血することがあります。
術中の多くは止血可能ですが、腹腔鏡下手術で止血が困難な場合は開腹手術へ切り替えることがあります。

〈他臓器損傷〉
胆のうの周囲には肝臓、十二指腸、横行結腸などの臓器があり、腹部手術の既往や強い炎症があれば癒着を生じていることがあります。
癒着とは、本来離れているはずの臓器・組織面がくっついてしまうことで、胆のうを摘出するためには癒着をはがさないといけません。
しかし、癒着が強い場合、これをはがそうとすると他の臓器に傷つけてしまうことがあり、損傷の程度によっては開腹手術が必要になることがあります。
術後の合併症
〈術後出血〉
胆のうを摘出した部位から、術後に再度出血が生じることがあります。
出血多量で止血困難の場合は、輸血や再手術が必要になることもあります。

〈胆汁瘻〉
胆汁がお腹の中に漏れ出てしまうことがあります。
ごく少量であれば自然に止まることもありますが、ある程度の以上の量が出た場合は再手術になることがあります。

〈創感染〉
手術によって切った傷口に細菌が感染し、化膿することがあります。
腹腔鏡下手術では傷が小さいため創感染の可能性は低くなるとされています。

〈皮下気腫〉
皮下気腫は、皮下組織内に空気がたまった状態をいいます。
腹腔鏡下手術では、炭酸ガスを腹腔内に充満させて手術する方法が多いのですが、そのガスが皮下組織に漏れることで生じます。

〈呼吸器合併症〉
術後24時間以内は、全身麻酔の影響でさまざまな呼吸抑制の異常が現れる可能性があります。
福岡市中央区 平尾駅徒歩5分 植木外科クリニック TEL:092-534-5200
植木外科クリニック TEL:092-534-5200 ちょっとおかしいな??と思った方はご連絡ください。
アクセス



〒813-0013
福岡市中央区白金2-11-9
CR福岡ビル

【診療時間】
月~土 9:00~12:30
月火木金 14:00~18:00

【休診日】
水曜午後、土曜午後、日曜、祝日

詳しくはこちら